インプラント
前田歯科医院でのインプラント治療

25年前初めてインプラントを取り入れてから、今日まで紆余曲折色々ありました。京都セラミックから製造された、サファイヤインプラントを手がけていたが、その頃ヨーロッパでは一歩進んだ考え方が(骨とインプラントを癒着させる)が出来ていました。それが現在世界中で埋入されているインプラントの元になっています。「それでは京セラのインプラントはどうなったのだ?」、と言う疑問が出てきますが、現在でもお口の中で立派に機能しているケースも多々あります(右画像)。サファイヤのインプラントは天然歯との抱き合わせだった訳ですから、天然歯がしっかりとして歯周病にならなければ今日まで持つ訳です。
但し理論的には相反する事ですから、私のインプラントへの熱意が一時途切れたのは事実です。しばらく静観後、再び15年前からになりますが、宇宙ロケットの発射点火のごとく馬力アップした自分がいました。日本口腔インプラント協会に加入し、TIA(Tokyo Implant Association)の会長となり、日本口腔インプラントの認定医、専門医を取得し、又ICOI国際インプラントの認定医をも取得しました。
さて、インプラント学は今まさに成熟期を迎えていますが
「患者様の希望は喪失した機能の回復であって、インプラント治療が決して目的ではない。」
と言うことを我々インプラントロジストは肝に銘じなければならないでしょう。
インプラント治療とは?

歯が何らかの理由で欠損してしまった後、歯の機能を代用させる目的で顎骨に人工的な物質(現在ではチタンが主流)を埋め込み、その上に人工歯冠・上部構造をつける治療法です。
もともとは、1952年スウェーデンのプローネマルク教授によって、チタンが骨と結合することが発見されたことに始まります。その後、動物実験を経て人間に本格的にインプラント治療が行われるようになりました。現在研究もどんどん進み、歯科の世界で最も注目されている治療法のひとつです。
インプラントのメリット
インプラントのメリットとして、以下のようなことが挙げられます。
- 天然歯のように顎の骨に固定するので、固いものを噛んでも違和感がほとんどない。
- ブリッジ等のように隣の歯を削る必要がなく、他の歯に負担をかけない。
- 審美性が優れている。
- ケアの方法が天然歯の場合とほとんど変わらない。
- 基本的に入れ歯よりも耐久性がある。
インプラントの対象者

歯を虫歯や歯周病で喪失された方や、事故などの外傷により歯を喪失してしまった方、入れ歯でお悩みの方等様々な患者様が対象になります。しかし、歯周病が完治していない状態であったり、あごの骨の量が少ない方や妊娠中の方等は治療が制限される場合があります。
また、失ってしまった歯を取りもどせるインプラントも、しっかりとケアされなければ、またもとの状態にもどってしまいます。
歯を失ってしまった原因をしっかりと理解し、適切なケアと定期検診を続けるようにしましょう。
インプラントよくあるQ&A
Q.本当に硬いものが咬めるようになるんですか?
A.入れ歯などに比べて、格段に咬めるようになります。入れ歯を使用していた患者様などは、その機能性の高さに驚かれる方がほとんどです。
Q.年齢的な制限はありますか?
A.あごの骨の成長が終わっていない場合には手術ができない場合がありますが、概ね16歳以上の健常者であれば問題ないでしょう。
Q.入院の必要はありますか?
A.ほとんどの場合入院の必要はありません。手術の時間も概ね15分〜1時間といったところです。
Q.インプラントってどのくらい持つのですか?
A.インプラントの歴史自体が40年程で、ブローネンマルク博士による第1号の患者様は現在も当時のインプラントを使用されているということです。メンテナンスをしっかりと行えば、長い期間にわたって良好に機能することが期待できます。しかし、適切なケアを怠るとインプラントの寿命が短くなることがありますのでご注意下さい。
Q.治療後のメンテナンスはどのくらいに頻度で通院すればいいのですか?
A.目安としては6ヶ月に1回で年に2回メンテナンスにお越し下さい。



